お酒を飲みすぎるとハゲになりやすい理由【修正】

この記事は2016年10月23日に書いたものを、2017年11月19日に修正しています。
事実と異なる事を書いてしまったからです。

事実と違う内容を書いてしまった箇所は「打ち消し線」を引いて、新たに追加した箇所は赤字で書いてあります。

記事を書いた時点ではどの様な考え方をしていたのか残すために、このようにしています。
見にくいかもしれませんが、ご容赦下さい。(追加)



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皆さん、お酒は好きですか?
お風呂あがりのビールなど最高ですね。


しかし、お酒の飲みすぎには注意が必要です。
アルコールによって、ハゲの原因をつくってしまう場合があります。

お酒を飲むと「アセトアルデヒド」という物質がつくりだされます。
このアセトアルデヒドは、アルコールが分解される過程で体内でつくりだされるもので、発がん性があります。

アセトアルデヒドは一定の量を超えてしまうと『薄毛を促進』させてしまいます。
アセトアルデヒドが、薄毛を促進させてしまう理由は以下の3点です。


まず、「AGAを発症させる原因物質をつくってしまう」ということです。

アセトアルデヒドはDHT(ジヒドロテストステロン)を増加させます。
DHTがアンドロゲンレセプターという受容体に結合すると、TGF-β(トランスフォーミング増殖因子ベータ)という増殖因子が生まれます。
このTGF-βによって、髪の毛の「成長期」を短くするシグナル経路が活性化されてしまいます。

この結果、髪の毛が産毛の時点抜けてしまい、見た目にはハゲているように見えるわけです。


次に、「男性ホルモンを増加させてしまう」ということです。

アセトアルデヒドという物質には、眠りを浅くする効果があります。
お酒を飲むと眠くなることが多いですが、この眠りは浅い眠りで、体が完全には休んでいない状態です。

眠りが浅くなるとホルモンバランスが乱れ、薄毛の原因である男性ホルモンが増加してしまいます。


最後に、「髪の毛に必要な栄養が不足してしまう」ということです。

アセトアルデヒドは毒性のある物質です。
このアセトアルデヒトは肝臓で無害な酢酸に分解されます。
その過程で、ビタミンとアミノ酸を多量に消費します。

ビタミンは、髪の毛をつくるために最も必要な栄養素のひとつです。

髪の毛の主成分はケラチンをいう硬タンパク質です。
食事によって摂取されたタンパク質は、ビタミンによって一度「アミノ酸」に分解され、亜鉛によって髪の毛の元であるケラチンを再構成します。
髪の毛の主材料が消費されてしまいます。


以上の3点が薄毛を促進させてしまう理由です。
特に、AGA(男性型脱毛症)には該当する理由です。

髪の毛が薄くなる以外にも、アルコールを肝臓で分解することにより、肝臓にダメージを与えてしまうという健康上のデメリットもあります。
お酒の飲み過ぎには注意しましょう。








アルコールが脱毛症の発症・進行の原因になることはありません。
少なくとも、直接的な原因になることはありません。

いろいろな論文を調べてみましたが、アルコールが脱毛症を発症・進行させたというエビデンス(科学的根拠)は見つけることができませんでした。



脱毛症にはいくつかの種類があります。
そして、その種類ごとに発生原因が異なります。
更に、男性と女性では発症しやすい脱毛症も異なります。


男性が発症しやすい脱毛症は「AGA(男性型脱毛症)」です。
薄毛の成人男性の90%以上は、AGAと言われています。

AGAは前頭部と頭頂部の髪の毛が薄くなっていく脱毛症です。
一方、側頭部の後頭部の髪の毛はフサフサのままです。

AGAは男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の増加により発症・進行する脱毛症です。
DHTは前頭部と頭頂部に集中的に存在しています。
このため、AGAを発症すると、前頭部と頭頂部の髪の毛が薄くなります。


女性が発症しやすい脱毛症は「びまん性脱毛症(女性型脱毛症)」です。
薄毛の成人女性の70%以上は、びまん性脱毛症と言われています。

びまん性脱毛症は髪の毛が全体的に薄くなっていく脱毛症です。

びまん性脱毛症の発症メカニズムは完全には解明されていませんが、女性ホルモンの減少が最大の原因と言われています。
閉経後の女性が発症しやすい脱毛症です。


種類にもよりますが、脱毛症の発症原因はある程度はわかっています。
そして、脱毛症は生活習慣より遺伝が大きく関わっている場合が多いのです。

無慈悲なことですが・・・

薄毛になりやすいかどうかは生まれた時にある程度決まっているのです。



アルコールが脱毛症の直接的な原因にならないからといっても、飲み過ぎるのは、発毛にとってはあまり良い事ではありません。
過度のアルコールの摂取により体調を崩してしまったら、間接的には薄毛の原因になることもありえます。
健康な髪の毛を生やすためには、健康な体が必要ですから。


お酒は飲み過ぎなければ大丈夫です。(追加)



最後まで読んで頂きありがとうございました。


この記事へのコメント

  • めぐにゃん

    またハゲの話ですかぁ?(笑)
    2016年10月24日 11:15
  • taka

    めぐにゃんさんへ

    コメントありがとうございます。

    このブログはハゲに関するブログですから・・・

    これからもハゲについて書きます。
    2016年10月24日 13:43

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