調査結果によると、7割弱の人がほぼ毎日、2割くらいの人が1日おきに、シャンプーによる洗髪をしているそうです。
日本人が1週間にシャンプーをする回数は、平均4.5回前後です。
世界的には、週に3.5回が平均的なシャンプーの回数です。
アメリカ合衆国では週に4回前後、ヨーロッパやロシア、支那では週に3回前後が平均値です。
シャンプーの頻度はどの位が良いのか?
客観的なデータがないのでわかりません。
しかし、専門家の意見の平均値をとると、2日か3日に1回くらい頻度が最適のようです。
もちろん、個人の頭皮や健康状態により、その回数は大きく異なってきます。
毎日髪を洗う習慣が普及したのは昭和の初期頃からで、シャンプーをするようになったのは戦後です。
昔の人がシャンプーをしないからといって、頭皮トラブルが頻発したり、脱毛症の発生率が高かったということはありません。
むしろ、今の方が頭皮トラブルは多いです。
ちなみに、頭皮トラブルが最も多かった時代は、朝シャンが流行した1980年代の後半です。
更に、この頃までのシャンプーは刺激が強過ぎたり、頭皮にあまり良くない化学物質が使用されていたりして、頭皮トラブルを発生させやすいものでした。
皮膚は、「皮脂膜(ひしまく)」という酸性の薄い膜に覆われています。
もちろん、頭皮も。
皮脂膜は皮膚にとっては必要不可欠なもので、主に「保湿」と「外部の刺激からの保護」の役割があります。
シャンプーをするということは、頭皮を守っている皮脂膜(ひしまく)を洗い流す行為です。
皮脂膜が元の状態に戻るまで2時間程度かかります。
その間、頭皮は無防備な状態になります。
シャンプーには頭皮の汚れを落とす役割があるので、多少はした方がいいでしょう。
しかし、必要以上に頻繁にする必要はありません。
シャンプーの頻度と同様に重要なことは、シャンプーの種類とシャンプーのやり方です。
シャンプーの種類は、特別な事情がない限り、アミノ酸系シャンプーの方が良いです。
シャンプーのやり方については、これからお話します。
正しいシャンプーのやり方(髪の毛の洗い方)の手順は、以下のとおりです。
正しいシャンプーのやり方
①髪をブラッシングする
②シャンプー前に、ぬるま湯で髪を洗う
③よく泡立ててから、シャンプーをする
④シャンプーはしっかりと洗い流す
以下、具体的なシャンプーのやり方を説明します。
①髪をブラッシングする
これはお風呂に入る前(髪の毛を濡らす前)にやって下さい。
『手ぐし』でもかまいません。
ブラッシングをすることにより、シャンプーをする時に、髪が絡まるのを防ぎ、さらに、余分なホコリやゴミ、皮脂などが取れやすくなります。
②シャンプー前に、ぬるま湯で髪を洗う
熱いお湯はダメです。
頭皮の乾燥が早くなってしまいます。
できれば36度~38度がベストです。
最高でも40度までにして下さい。
私は夏場は37度くらい、冬場は39くらいで洗っています。
シャンプー前にしっかりぬるま湯で洗います。
2分~3分ほど時間をかけて、余分なホコリやゴミ、皮脂などを洗い流します。
爪をたててはいけません。
髪の毛が十分に濡れていない状態では、シャンプーが泡立たないからです。
この時点で汚れの約7割程度は取れています。
③よく泡立ててから、シャンプーをする
いよいよシャンプーを使います。
シャンプーの原液は、手にとってよく泡立てます。
シャンプーの液を直接頭皮につけてはいけません。
泡を使って『頭皮』を洗います。
『指の腹』を使って洗います。
指の腹とは、第一関節部分で指紋がある所です
指を細かく動かしマッサージをするような感じで洗っていきます。
爪をたててはいけません。
頭皮を洗う時は、優しく洗って下さい。
髪の毛は頭皮を洗うときの泡で汚れは落ちます。
髪の毛だけを洗う必要はありません。
あと、シャンプーは2度やらない方がいいです。
④シャンプーはしっかりと洗い流す
シャンプーは、しっかりと洗い流して下さい。
残っていると頭皮トラブルの原因になります。
すすぎ時間は2分~3分を目安にして、キレイに洗い流して下さい。
私の場合は、最初の1分くらいは手は使わずに、シャワーを頭から浴びるのみです。
次の1分は、シャワーを浴びながら、手を使ってシャンプーを落とします。
この時、シャワーの勢いはあまり強くしてしまうと、頭皮に負担がかかってしまいます。
もちろん、温度は40度以下でお願いします。
この最後のすすぎが最も重要です。
⑤コンディショナーなどを使用する
リンスやコンディショナー、トリートメントは、基本的にシャンプーの後に使用します。
短髪の人は使用する必要はありません。
トリートメントは、リンスやコンディショナーの前に使用します。
シャンプー⇒トリートメント⇒リンスorコンディショナー
これらは、商品ごとに使用方法に違いがあります。
特にトリートメントは独特の使用方法をするものが多いので、使用する時には注意が必要です。
よく説明を読んで、理解してから使用して下さい。
シャンプーの時と同様に、リンスやコンディショナー、トリートメントは、基本的にはしっかりと洗い流して下さい。
残っていると、頭皮トラブルの原因になります。
ただし、なかには「すすぎ不要」の商品もあります。
以上が、正しいシャンプーのやり方になります。
うまく説明できたか自信はありませんが・・・
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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