事実と違う事を書いてしまったからです。
修正した箇所には「打ち消し線」を引いて、追加した部分は赤字で書いてあります。
記事を書いた時点ではどの様な考え方をしていたのか残すために、間違っていた部分もそのままにしてあります。
見にくいかもしれませんが、ご容赦下さい。(追加)
皆さんのなかにも「脂っこいもの」が好きな人も多いと思います。
から揚げ、ハンバーガー、フライドポテト、ラーメン、焼肉、焼き鳥など・・・
脂っこい食べ物っておいしそうなものが多いですね。
もちろん、「全く取るな」ということではありません。
脂っこいものには、多くの脂肪(脂質)が含まれています。
脂質は糖質やタンパク質と共に、体を維持するための三大栄養素です。
体を維持するためには必要なものです。
脂っこいものを食べると髪の毛が薄くなるとよく言われます。
実際にそのような事例があるのか、様々な論文を調べてみました。
脂っこいものを食べることにより、髪の毛が薄くなるというエビデンス(科学的根拠)は1件もありませんでした。
少なくとも、私が調べた範囲では。
脂っこいものと脱毛症の間に、直接的な因果関係は確認できていません。
又は、直接的な因果関係があるとしても、極めて軽微なものです。
頭皮環境や健康に問題が発生しない程度なら、必要以上に気にする必要はないでしょう。
ヘアサロンなどでよく言われる、「皮脂が詰っているのでハゲますよ」などというのは、通常はありえない事なのです。
脱毛症と脂っこいものの間に、直接的な因果関係がなくても、過剰摂取はいけません。
脂っこいものは高カロリーです。
取り過ぎると、肥満につながります。
肥満の人の方は、標準体験の人より薄毛率が高いというデータがあります。
これは肥満の人の方が健康状態が悪い人の割合が多いからです。(追加)
体にはどのような影響があるのでしょうか?
脂っこいものを取り過ぎるとハゲになりやすい理由は「胃や腸への悪影響」と「中性脂肪とコレステロールの上昇」です。
油っこいものを多く摂取すると、胃や腸に悪影響がでます。
一番多くでる症状が下痢です。
もともと、油は消化されにくいものです。
油が分解されないまま腸の中に残ると、腸はそれを早く体外に出そうとして下痢などのトラブルを引き起こします。
胃や腸が正常に働かないと、食べた物を消化するのに時間がかかってしまいます。
そうすると、タンパク質やビタミン、亜鉛などの吸収効率が下がり、髪の毛に必要な栄養素が不足していまいます。
だだし、標準的な摂取量では、通常これらの問題が発生することはありません。(追加)
油っこいものを多く摂取すると、血液の中の中性脂肪やコレステロールが上昇します。
これらは血行不良を引き起こします。
また、動脈硬化症などの原因にもなります。
頭皮の血管は非常に細いため、血行不良が起こりやすいわけです。
頭皮に血液がいきにくくなるわけです。
脂っこいものを取りすぎると、髪の毛の材料(栄養)を食べ物から取りにくくなり、さらに、吸収された材料(栄養)も頭皮まで運ばれにくくなります。
これも大量摂取しない限りは大丈夫です。(追記)
脂っこいものを控えても、一度薄くなってしまった髪の毛は、元どおりには戻りません。
髪の毛が薄くなる症状のことを「脱毛症」と言います。
脱毛症にはいくつかの種類があり、脱毛症ごとに発生原因が異なります。
当然、治療法も違います。
最も多い脱毛症は、AGA(男性型脱毛症)です。
薄毛の成人男性の90%以上は、このAGAが原因です。
AGAには見た目に判断しやすい脱毛症です。
前頭部か頭頂部、又は、その両方の髪の毛が薄くなり、側頭部や後頭部の髪の毛はフサフサのままです。
AGAは、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンが増加することにより、発症しやすくなります。
DHTは誰にでもある男性ホルモンです。
もちろん、女性にも。
DHTは前頭部と頭頂部に集中的に存在しており、この部分の髪の毛が薄くなるのがAGAです。
AGAの治療は、このDHTの増加を抑制する、つまり、AGAの発症原因を抑制する必要があるのです。
AGA発症を抑制する薬には、プロペシアやフィンペシアなどがあります。
AGAの進行を95%以上の確率で抑制してくれます。
ただし、これらの薬には発毛効果はありません。
プロペシアやフィンペシアは個人輸入により入手することが可能です。
下の画像をクリックすると、オオサカ堂という老舗の個人輸入代行業者の商品のページに移動します。
興味があれば、ご覧になってみて下さい。(追加)
AGA(男性型脱毛症)以外の脱毛症に関しても同じで、その脱毛症ごとに有効な医学的な治療を行う必要があります。
食事制限などでは治りません。(追加)
脂っこいものを取り過ぎると頭皮の皮脂分泌量は増加します。
しかし、原則的には、ハゲや薄毛には影響しません。
これが最近の主流の考え方です。
ただし、脂漏(しろと)性脱毛症という脱毛症は、少しだけ因果関係があるとも言えます。
脂っこいものを取り過ぎると、頭皮の皮脂分泌量が増加することがあります。
これにより、大量の脂性フケが発生することがあります。
脂性フケの大量発生により、脂漏(しろと)性脱毛症という脱毛症を発症することがあります。
ただし、脂漏性脱毛症の発生率は全脱毛症の1%未満なので、滅多に発症することはありません。(追記)
脂っこいものを摂取しても、脱毛症の直接的な原因には、通常はなりません。
しかし、大量摂取により健康上の問題が発生してしまうと、間接的な原因になることは稀にあります。
本来なら、この記事のタイトルも
「脂っこいものを取り過ぎると、ハゲの間接的な原因になる可能性がある」
「脂っこいものは薄毛の直接的な原因にはならないが、取り過ぎには注意が必要」
などが正確な表現だと思います。
でも、間違った記事を書いてしまった戒めとして、このまま残しておきます。(追加)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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