塩分の多いものを取り過ぎるとハゲになりやすい理由【修正】

この記事は2016年12月19日に書いたものです。
エビデンス(科学的根拠)のない事を書いてしまったので、2017年11月11日に大幅修正しています。

修正した部分には打ち消し線を引き、追加した部分は赤字になっています。

AGA(男性型脱毛症)の治療を始めた当時はどのような事を思っていたのか記録するため、このようにしています。
見にくいですが、ご容赦下さい。(追加)



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塩分は体の維持のためには、なくてはならないものです。
しかし、取り過ぎると高血圧や不整脈、肝臓疾患など様々な病気の原因になります。
もちろん、髪の毛にも悪影響を与えます。


塩分の多いものを取り過ぎても、脱毛症を発症しやすいというエビデンス(科学的根拠)はありません。
少なくとも、直接的な因果関係は確認されていません。


塩分過多の最大のリスクは、高血圧になることです。
体は血液中成分を一定の濃度に保とうとして、血液量を増加させます。
その結果、高血圧になる場合が多いのです。

高血圧の人が全員髪の毛が薄いかと言うと、そのようなことはありません。
塩分過多=高血圧=ハゲ
という関係は成り立ちません。


だからと言って、塩分の多いものを取り過ぎてもいいという訳ではありません。
健康を害するリスクが高まるのは事実です。
やはり、大量摂取量は控えた方がいいです。(追加)








塩分の多いものを取り過ぎるとハゲになりやすい理由は、「IGF-1の減少」と「血行不良」です。

まずは、「IGF-1の減少」についてです。


IGF-1とは、(Insulin-like growth factors-1)の略で、日本語では「インスリン様成長因子-1」と言います。
インシュリンに非常に似た構造を持つ増殖因子なので、「インスリン様成長因子」と言われています。
成長因子とは、体中の様々な組織の成長を促すものです。

IGF-1(インスリン様成長因子)は体中の細胞の成長促進に必要なものです。
もちろん、髪にも必要です。
人間が生きていくために、IGF-1(インスリン様成長因子)は必要不可欠なものです。


塩分を取り過ぎると、IGF-1(インスリン様成長因子)が減少します。
塩分には知覚神経を刺激する働きがあります。
摂取量が多すぎると刺激が強すぎて、GRPP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質が不足してしまいます。

GRPP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は、IGF-1(インスリン様成長因子)の元になる物質です。
IGF-1(インスリン様成長因子)が作られなくなると、髪の毛も作られなくなります。

「塩分を取り過ぎるとハゲになりやすくなる」と言われているのはこのような理由からなのです。
しかし、脱毛症の発症原因は別にあります。
塩分過多が原因で発症する脱毛症は存在しません。



1番発症者の多い脱毛症は、AGA(男性型脱毛症)です。

AGAは、男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の増加により、発症・進行します。

DHTが「アンドロゲンレセプター」という受容体と結合すると、「TGF-β」という成長因子がつくられます。
TGF-βが大量に分泌されるとヘアサイクルは短くなり、髪の毛は産毛のうちに抜け落ちてしまいます。

これがAGA(男性型脱毛症)の発症メカニズムです。

AGAは男性がなりやすい脱毛症です。
成人男性で髪の毛が薄い人の90%以上はAGAです。
前頭部か頭頂部、又は、その両方の髪の毛が薄くなり、側頭部や後頭部の髪の毛はフサフサのままというのが特徴です。


DHTの増加を抑制する薬には、プロペシアやフィンペシアなどがあります。
下の画像がプロペシアとフィンペシアです。
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これらの薬はAGA(男性型脱毛症)の進行を抑制します。
AGAの治療では、上の画像のようなプロペシアやフィンペシアを服用するのが第1選択肢です。
あと、ミノキシジルのような発毛効果のある薬を併用するのが、最近のAGA治療では一般的です。


AGA以外の脱毛症に関しても、それぞれの脱毛症ごとに治療方法は異なります。
脱毛症ごとに発症原因が違うので、治療方法も違うのです。

自分の脱毛症がどのタイプかわからない、又は、治療に不安がある人はクリニックでの治療をお勧めします。(追加)



次は、「血行不良」についてです。

人間の体は、塩分濃度が高くなり過ぎると、その濃度を薄めようとします。
塩分の多いものを食べると、喉が渇いたり尿や汗の排出量が少なくなるのはこのためです。

塩分濃度が高い状態だといろいろなトラブルが発生するから、体が水分を体内に溜め込もうとします。

血液量が増えるので、当然ポンプの役割をしている心臓に負担がかかります。
そう、高血圧になります。

高血圧になると、血管は血液の圧力に耐えようとします。
この状態が長く続くと、血管は弾力を失い、血管壁が厚くなり、血液が流れる内腔は狭くなります。
これが動脈硬化です。

血行不良になると、髪の元となる毛母細胞が血管を通して栄養をとり入れることができなくなります。

髪の毛の材料(栄養)が、髪の毛をつくっているところ(毛母細胞)に運ばれなくなります。
もちろん、髪の毛を生やすことはできなくなります。



塩分の多いものを取り過ぎると、髪の毛の成長を促すもの(IGF-1)を減らし、髪の毛の材料(栄養)が髪の毛をつくっているところ(毛母細胞)に届かなくなります。


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私たちの身近にある食べ物で塩分の多いものはラーメンです。
さらに、塩分だけでなく、油も使われている場合もあります。

ラーメンの食べすぎには注意して下さい!

ハゲが進行するだけではなく、高血圧や動脈硬化、腎臓疾患などの病気の原因になる場合があるからです。
塩分の摂取は、髪の毛のためにも、健康のためにも、ほどほどにしたいものです。



ラーメンを食べても、それが直接的な原因でハゲることはありません。
普通に食べて大丈夫です。
ただし、食べ過ぎて体を壊してしまったら、さすがに悪影響がでることがあるかもしれません。

エビデンス(科学的根拠)のない食事制限をする必要はありません。
それより、脱毛症ごとに医学的な治療をした方が効果があります。


本来なら「塩分の多いものを取り過ぎるとハゲになりやすい理由」という記事タイトル自体を変えた方がいいかもしれませんが、戒めのためにこのままにしておきます。

「塩分は薄毛の直接的な原因にはならないが、取り過ぎは体には良くない」
などの方が正しいタイトルかもしれませんが。(追加)



最後まで読んで頂きありがとうございました。



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