何とかしたい!
そのような場合の医学的な治療法は、2つに大別されます。
1つは「薬による治療法」、もう1つは「施術による治療法」です。
薬による治療法とは、医薬品により脱毛症を改善する治療法です。
脱毛症の種類にあった医薬品を使用して、その発生原因を抑制します。
ちなみに、市販されている育毛剤を使用しても、全く改善されないケースがほとんどです。
施術による治療法とは、医師の施術による脱毛症の治療法です。
現在よく行われている施術法は、「育毛メソセラピー」と「自毛植毛」です。
育毛メソセラピーとは、有効成分を注射などにより、直接患部に注入する治療法です。
患部に注入される成分は、患者の状態により変わってきます。
薬による治療法で使用される医薬品がメインですが、成長因子やヒアルロン酸なども同時に注入される場合が多いです。
このため、薬による治療法に近い治療法とも言えます。
自毛植毛は、薬による治療法や育毛メソセラピーとは全く異なる治療法です。
今回の記事のテーマなので、以下の文章で説明していきます。
自毛植毛とは、自分の髪の毛を、薄くなった部分に移植する外科的治療です。
「FU法(フォリキュラー・ユニット)」という方法が現在の主流です。
更に、FU法には、「メスを使う方法」と「メスを使わない方法」があります。
最近は、「メスを使わない方法で」で施術する場合の方が多いです。
FU法(フォリキュラー・ユニット)は、髪の毛を「毛包単位」で移植する施術法です。
この毛包単位を「フォリキュラー・ユニット」と言います。
フォリキュラー・ユニットは、1~4本の太い毛、1~2本の産毛、皮脂腺などで構成されています。
自毛植毛には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
・定着率が高い
・発毛組織が死滅した人でもOK
・一度定着するとメンテナンスがほとんど不要
デメリット
・副作用が発生する場合がある
・費用が高額
自毛植毛の最大のメリットは、その定着率の高さです。
特にFU法の定着率は高く、90%以上の人が髪を増やすことができたと実感しています。
もちろん、治療の効果に個人差はあります。
しかし、薬による治療法では、ここまで高確率で改善させるのは不可能です。
髪の毛は、いいえ、全ての体毛は、「毛包(もうほう)」という部分でつくられています。
毛包には「毛母細胞(もうぼさいぼう)」と「毛乳頭(もうにゅうとう)」があります。
毛母細胞は細胞分裂して、いずれ毛になります。
毛乳頭は毛母細胞(もうぼさいぼう)に対して、栄養や酸素など渡したり、細胞分裂の促進や停止の指示をだしたりします
自毛植毛は、これら発毛に必要な組織の移植をします。
つまり、大部分の人が髪の毛を濃くすることが可能なのです。
(病気などで不可能な人も僅かにいる)
自毛植毛は、一度髪の毛が生えて定着したら、メンテナンスがほとんど不要というのもメリットのひとつです。
手術直後は気を付ける必要がありますが、定着したら今までと同じ生活が送れ、何もする必要はありません。
薬による治療法のように、治療を継続する必要はありません。
自分の髪の毛が生えてくるわけですから。
もちろん、自毛植毛は良いことばかりではありません。
デメリットもあります。
自毛植毛は副作用が発生する場合もあります。
手術直後の副作用として、多少の痛みを感じる人もいるようですが、それ以上に突っ張ったような違和感を感じる人が多いようです。
また、まぶたの腫れや痒み(かゆみ)・痺れ(しびれ)などが発生することがあります。
1週間もすれば治まる場合がほとんどですが、痒みは1ヶ月程度、痺れは半年程度継続する場合もあります。
更に、手術後1ヶ月~4ヶ月ほど経過してから、植えた髪の毛が抜けるという事例も報告されています。
大部分は一時的なもので、通常は半年もすれば抜けた個所から新しい髪の毛が生えてきます。
自毛植毛の最大のデメリットは、費用が高額ということです。
しかも、クリニックにより、その料金は様々です。
どの程度の植毛をするのかによって費用は変わってきますが、ある程度の量を植毛するなら、通常100万円以上はかかるでしょう。
広範囲を植毛すると、300万円以上かかるケースもあります。
薬による治療法と比べると、相当高価な治療法です。
自毛植毛を行う場合には、最初は少しだけ植毛して経過を観察し、その後に本格的な植毛をした方が安全です。
中止した方が良い場合も考えられますから。
自毛植毛は、薬や育毛メソセラピーによる治療で発毛できなかった人の「最終手段」とも言える治療法です。
更に、技術を進歩させてもらいたいものです。
ハゲてるの嫌ですから。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事へのコメント
AGA48
コメントありがとうございました。
自毛植毛って副作用あるんですね。
自毛だから大丈夫なのかと思ってました~。
自毛植毛が一番いいかな~ってあこがれ(?)ていたんですけどね。
まっ、お金もかかるからあこがれのままです。
taka
お金のことを考えなくていいなら、自毛植毛が一番です。
最初は少しから始めればいいわけですから。
ただ、個人的には生活習慣の改善も重要だと思います。
>AGA48さん
>
>こんばんは。
>コメントありがとうございました。
>
>自毛植毛って副作用あるんですね。
>自毛だから大丈夫なのかと思ってました~。
>自毛植毛が一番いいかな~ってあこがれ(?)ていたんですけどね。
>まっ、お金もかかるからあこがれのままです。