髪の毛はもともと白髪だった!成長する過程で色がつく

皆さんの髪の毛に白髪はありますか?

一般的には30代を過ぎた頃から少しずつ白髪が生え始めます。
なかには50代でも白髪のない人もいますが。

男性のほうが白髪になるのが早く、30代前半に初めて白髪が生えていることに気づく人の割合が多いです。
一方、女性は30代後半で白髪に気づく人の割合が多いです。
だだし、個人差がかなりありますから、一概には言えまいところがあります。

白髪が生えると自分が老けたように感じてしまいます。
白髪はなるべく増やしたくないものですね。



髪の毛はもともと白髪です。
正確には、髪の毛だけでなく、すべての毛はもともと白色です。

髪の毛が生える時、「メラノサイト」という細胞が作り出す「メラニン」により髪の毛に色がつきます。
メラノサイトの働きが弱くなると、髪の毛は色がつく前の白色のまま成長し生えてきます。
それが白髪です。


メラノサイトとは、メラニン色素を作る細胞のことです。
「色素細胞」と言われることもあります。

皮膚の「表皮(ひょうひ)基底層(きていそう)」にあります。

皮膚は3層構造になっています。
上から順に、「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」「皮下組織(ひかそしき)」です。
更に、表皮は4層構造になっており、上から順に、「角層(かくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」です。
表皮の1番下が基底層です。

皮膚には、1mm2あたり1,000個~1,500個のメラノサイトがあります。
なお、人種による数の違いはありませんが、黒人は白人に比べてメラノサイトが発達しています。

このメラニンが体毛に色をつけています。

体毛だけでなく、皮膚にも色をつけています。
もちろん、シミやソバカスも、メラニンがつくっています。







白髪の発生原因は解明されていません。

白髪の発生原因、つまり、メラノサイトの働きが弱くなる原因としては、遺伝、加齢、病気、睡眠不足、ストレス、喫煙、飲酒、血行不良などがあると言われていますが、どれもエビデンス(科学的根拠)はありません。

白髪の発生原因は何か?
白髪を治すことは可能なのか?

現時点では、まったくわからないのです。

その証拠に、美容外科の治療内容に「白髪の改善」はありません。
少なくとも、厚生労働省や多くの医師は治療不能という認識です。



最近では白髪が治るシャンプーがあるようですが、これらは医薬品ではありません。
多くが化粧品です。
もし本当に白髪を治す効果があるのなら、医薬品に認定されています。

これらのシャンプーを使用すると数カ月で髪の毛が黒くなります。
「ヘマチン」という物質が使われていることが多いです。

ヘマチンで白髪が治るというエビデンス(科学的根拠)はありません。

通常はシャンプーを使わなくなると、数か月で元の状態に戻ります。
なかには使用を中止して数か月経過しても完全に元の状態に戻るのではなく、少し改善できたという人もいるようです。
(これも本当か怪しいのですが)


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白髪を治すのは、ほぼ不可能です。
「ほぼ不可能」と言ったのは、改善された事例らしきものが存在するからです。

白髪が改善された事例があるのが「ストレス」と言われています。
ストレスは体内の活性酸素を激増させます。
増えた活性酸素が、髪の毛に色をつけるメラノサイトを酸化させることが原因とも言われています。

「ストレスを上手く解消したら白髪が改善した」という事例が何例かあるようです。
しかし、因果関係があるとは証明できていないので、事実なのかは不明です。

この他にもいくつか改善された事例はありますが、原因究明にまでは至っていません。

とにかく、一度白髪になってしまったら、元の髪の色に戻すことは非常に難しいことは間違いありません。



あと、白髪の人が絶対にやってはいけない事があります。

白髪は絶対に抜かないで下さい!

一度メラニンがなくなってしまった毛根からは、次に生えてくる毛も白髪です。
無理に白髪を抜くと、毛穴周辺の皮膚や毛細血管に傷がつき、毛嚢炎など、頭皮の炎症を起こす場合があります。
更に、毛母細胞が繰り返しダメージを受けると、髪の毛そのものが生えてこなくなってしまうこともあります。


しくみが解明されていない分、脱毛症の治療より大変と言えるかもしれません。
白髪になったら怪しい治療をするよりも、染めることをお勧めします。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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