解明されていない部分が多い『アトピー性皮膚炎』

こんにちは、takaです。

今回は解明されていない部分が多い『アトピー性皮膚炎』です。


『アトピー性皮膚炎』とは、『アトピー素因』を持ち、痒みが強くなったり弱くなったりを繰り返す皮膚疾患です。

アトピー素因
①家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎など)
②免疫グロブリンE(IgE)が高値


症状は、乾燥して表面が白い粉を吹いたようになります。
強い痒みが発生し湿疹などができます。
あまり掻き過ぎると、皮膚がポロポロ剥がれます。
掻いても掻いても痒みを伴うのが、この疾患の特徴です。


アトピー性皮膚炎の発生原因は、「皮膚の乾燥」と「皮膚のバリアー機能異常」によると言われているのですが、解明されていない部分が多いです。


小さな子供がなりやすい疾患ですが、必要以上に心配しなくても大丈夫な場合が多いです。
幼児のアトピー性皮膚炎の90%以上は、小学生・中学生までに治ります。

非常に気まぐれ?な疾患で、成長する過程で突然治ります。
そして、突然再発することもあります。


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画像引用:第一三共ヘルスケア


アトピー性皮膚炎は、体中どこでも発生する可能性のある過敏症です。
もちろん、頭皮でも。

特に、頭皮にアトピー性皮膚炎ができた場合は、皮膚科で診てもらった方がいいです。

頭皮にできる湿疹は、アトピー性皮膚炎以外にもいくつかあるのですが、アトピー性皮膚炎は『皮脂欠乏性湿疹』と症状が似ています。
「皮膚の乾燥」という共通点があるからです。

自己判断で治療をする場合は、間違った処置をする危険性があるので、専門の皮膚科で診察してもらった方が確実です。


アトピー性皮膚炎の治療は、薬による治療が一般的です。
主に「アレルギー反応の抑制」と「炎症の抑制」を目的として行われます。

外用薬は、ステロイド外用薬や非ステロイド消炎薬がよく使われます。
内服薬は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が多いです。


アトピー性皮膚炎は、症状によって薬の使い方が変わってきます。

だから、余程の知識がない限り、自己治療はやめておいた方が無難です。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


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