脱毛症の種類や個人の症状によって必要とされる育毛剤は違うので一概には言えませんが、「パントガール」という育毛剤が1番実績があります。
パントガール(Pantogar)インターナショナル版
脱毛症にはいくつかの種類があり、それぞれに発症メカニズムが異なります。
使用する育毛剤や治療法も、脱毛症ごとに異なります。
性別によっても、なりやすい脱毛症は違います。
男性がなりやすい脱毛症は「AGA(男性型脱毛症)」です。
AGAは、前頭部と頭頂部の髪の毛のみが薄くなっていく脱毛症です。
側頭部や後頭部の髪の毛や体毛に脱毛が発生することはありません。
女性がなりやすい脱毛症は「びまん性脱毛症」です。
別名、「女性型脱毛症」と言います。
びまん性脱毛症(女性型脱毛症)は、髪の毛が全体的に薄くなっていく脱毛症です。
髪の毛の密度が低下し、抜け毛も多くなります。
太さも細くなることが多いです。
髪の毛全体のボリュームは減っていき、進行すると地肌が透けて見えるようになります。
ただし、男性のように完全にハゲあがることは通常ありません。
びまん性脱毛症(女性型脱毛症)以外に女性がなりやす脱毛症は、「分娩後脱毛症(出産後脱毛症)」です。
子供を出産した後の女性が発症しやすい脱毛症です。
症状はびまん性脱毛症(女性型脱毛症)に比較的似ていて、髪の毛のボリュームが全体的になくなります。
初期症状として抜け毛が増加します。
パントガールは、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)と分娩後脱毛症に効果があります。
びまん性脱毛症(女性型脱毛症)と分娩後脱毛症(出産後脱毛症)に共通するのは、女性ホルモンが関与した脱毛症ということです。
パントガールには、乱れた女性ホルモンのバランスを整える効果があります。
パントガールは、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)の治療のために開発された育毛剤です。
ドイツの「Merz Pharmaceuticals GmbH社」が開発し、製造・販売しています。
この企業は1908年に設立された老舗の製薬会社です。
パントガールは、女性用の育毛剤として、始めて医薬品として認可された飲むタイプの育毛剤です。
現在、30カ国以上の国で医薬品の認可を受けています。
日本では2009年に認可されています。
女性の育毛剤としては最も長く販売されている育毛剤で、販売後30年以上経過しています。
2018年2月現在、世界中の女性が最も多く使用した育毛剤です。
パントガールはカプセル剤です。
「インターナショナル版」と「オーストリア版」の2種類があります。
インターナショナル版は白と濃緑のカプセル剤で、オーストリア版は白と薄黄色のカプセル剤です。
配合されている成分には違いがあります。
主成分の「D-パントテン酸カルシウム」に関しては同量です。
このため、効果や副作用は両者ともほとんど同じです。
パントガール(Pantogar)[オーストリア版]
パントガールは、女性専用の飲む育毛剤です。
大人は1日3回、1回1粒を目安に水で服用します。
未成年でも12歳以上なら服用可能で、1日1~2回、1回1粒を目安に水で服用します。
パントガール(インターナショナル版)に含まれている成分は、以下のとおりです。
パントガール(インターナショナル版)1粒に含まれている成分
・ビタミンB1・・60mg
・D-パントテン酸カルシウム・・60mg
・薬用酵母・・100mg
・L-シスチン・・20mg
・ケラチン・・20mg
・パラアミノ安息香酸・・20mg
ビタミン剤に近い成分構成です。
これでも、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)に対しては、最も効果のある育毛剤です。
特に、抜け毛が減る効果があります。
市場にでてから30年以上も経っていますが、薬の製造に関しての情報がほとんど公開されていないため、ジェネリック医薬品は存在しません。
パントガールのジェネリック医薬品と言って、安く販売されているものは偽物です。
使用しても効果がない場合がほとんどです。
パントガールの効果についてです。
上のグラフは、Merz Pharmaceuticals社が公表している臨床試験結果です。
びまん性脱毛症を有する被験者29例、毛髪構造損傷を有する被験者19例を対象に、パナマとグアテマラで実施されました。
期間/用量:1回平均1カプセル、1日3回を3ヵ月
パナマの患者の年齢:17~75歳、平均46歳
グアテマラの患者の年齢:20~65歳、平均37歳
パントガール使用後の脱毛本数(3日間の平均値)
投与前:94本
6週間後:53本
3ヵ月後:45本
3ヶ月間の服用で、抜け毛の数が半分くらいまで減っています。
もう少し詳しく説明すると、3ヶ月間の使用で70%の人が抜け毛が減少し、20%の人は抜け毛がほとんど無い状態にまで改善しています。
残りの30%の人は、残念ながら抜け毛の改善はありませんでした。
パントガールの副作用についてです。
現在まで副作用についての報告は挙がっていません。
しかし、薬なので、副作用が無いということはあり得ません。
現時点では、重度の副作用は報告されていないという意味です。
パントガールは用法・容量を守って使用していれば、副作用が極めて発生しにくい育毛剤であることは間違いありません。
パントガールの使用上の注意事項は、以下のとおりです。
・スルホンアミド系の薬剤を処方されている人は、使用前に、かかりつけの医師にご相談して下さい。
・1日の摂取目安量を必ず守り、過剰な摂取は控えて下さい。
・12歳以下の方人は使用しないで下さい。
・妊娠中・妊娠の可能性のある人、授乳中の人は、使用前に必ず医師にご相談して下さい。
・含有成分にアレルギーのある人は、使用しないで下さい。
・薬剤を服用中の人は、使用前に必ず医師に相談して下さい。
・直射日光の当たらない涼しい場所に保管して下さい。
パントガールは、個人輸入代行業者のオオサカ堂のサイトから購入することができます。
下の画像バナーをクリックすると、商品ページが開きます。
パントガールについて興味を持った人は、口コミだけでもご覧になってみて下さい。
この口コミは実際に使用した人が書いたものです。
良い意見だけでなく、悪い意見も、そのまま書かれています。
パントガールは、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)の治療に、最も実績のある育毛剤です。
まずは3か月年ほど服用して、抜け毛を抑えることを目標にして下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事へのコメント
Yuka
4ヶ月くらいしたらすこしづつ生えてきました。
taka
生えてきてよかったですね。 (^○^)
育毛は気長に取り組む必要がありますね。
>Yukaさん
>
>パントガール使っています。
>
>4ヶ月くらいしたらすこしづつ生えてきました。