分娩後脱毛症とは?その症状と治療法について

出産は、女性にとって人生の一大事です。

妊娠初期には吐き気や嘔吐などの「つわり」があったり、妊娠後期にはお腹が大きくなり普段の生活に支障をきたすようになったり、出産時には大変な痛みがあります。

様々な苦労はありますが、女性にとって出産は感動的なものです。
望んだ出産なら、赤ちゃんを見た瞬間、最高の喜びで満たされます。

出産後も大変で、体調を崩しやすくなる女性が多いです。
風邪をひきやすくなったり、鬱(うつ)にかかったりする人もいます。
個人差はありますが、分娩後脱毛症(ぶんべんごだつもうしょう)も発生します。

出産と育児には、家族の理解と協力が必要不可欠です。


20170507.1.jpg
参照:薄毛・抜け毛対策『ふさふサイト』


分娩後脱毛症とは、子供を出産した後の女性に発症する脱毛症のことです。
脱毛が発生するだけでなく、「髪の毛の質」が変わってしまう場合もあります。
別名、「出産後脱毛症」とも言われています。


分娩後脱毛症の症状は、髪の毛のボリュームが全体的になくなります。
髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたりします。

上の写真は、軽度の分娩後脱毛症です。
髪の毛のわけ目から地肌が見えるようになっています。
AGA(男性型脱毛症)円形脱毛症などのように脱毛部分がはっきりとしている訳ではなく、どちからと言うと、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)のように、髪の毛が全体的に薄くなります。


分娩後脱毛症は、女性ホルモンが関与している脱毛症です。

妊娠をすると「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌量が増加します。
エストロゲンは、妊娠後期にピークに達します。
この頃には、髪の毛の量は妊娠前より増えています。

出産すると、エストロゲンは妊娠前の元の量に戻っていきます。
そうすると、妊娠中は「成長期」にあった髪の毛が「休止期」に入り、一気に脱毛が発生するのです。


20160908.jpg


髪の毛が生えてから成長し、抜け落ちるまでの周期のことを「ヘアサイクル(毛周期)」と言います。
ヘアサイクルには、「成長期」「退行期」「休止期」があります。

妊娠中には女性ホルモン「エストロゲン」の影響により、髪の毛の「成長期」の期間が長くなります。
「休止期」にある髪の毛は「成長期」に移行しやすくなり、「成長期」にある髪の毛は「退行期」に移行しにくくなります。
つまり、強制的に「成長期」の期間が長くなる訳です。

出産をして女性ホルモン「エストロゲン」が通常の量に戻ると、強制的に長くなっていた「成長期」の期間が元に戻ります。
この期間に発生するのが、「分娩後脱毛症(出産後脱毛症)」になります。


20170507.2.jpg
参照:出産後抜け毛育毛剤


分娩後脱毛症(出産後脱毛症)の症状は、軽微のものも含めると、出産した女性の7割くらいにあらわれます。
「なんとなく抜け毛が増えたのかな?」という軽度の人もしますし、毎日数100本という大量の抜け毛が続く人もいます。
抜け毛がおこる時期にも、かなりの個人差があります。

上の表は、抜け毛がいちばん多かった時期を、分娩後脱毛症を発症したと思われる女性にアンケート調査したものです。
出産後2ヶ月~3ヶ月くらいから始まる場合が多いです。
この頃、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が通常に戻ります。
抜け毛は、出産後半年くらいすると治まっていく場合がほとんどです。

出産後1年以上経っても抜け毛が続く場合には、びまん性脱毛症や円形脱毛症などの他の脱毛症を併発している可能性があります。







分娩後脱毛症は、通常は、時間がたてば元に戻るので特別に治療をする必要はありません。

しかし!

出産後1年以上経っても抜け毛が続く場合には、他の脱毛症を併発している可能性があります。
薄毛専門のクリニックで医師に診察してもらって下さい。
また、見た目にもわかるほど髪の毛が薄くなってしまった場合にも、治療をした方がいいでしょう。


分娩後脱毛症の治療は、育毛剤による治療法が主流です。
安全性が高く、効果も実証されているからです。

この時に注意してほしいのは、ステロイドは絶対に使わないで下さい。
外用薬のステロイドは、痒み(かゆみ)や炎症を抑えるための薬です。
分娩後脱毛症には、全く効果がありません。



分娩後脱毛症の治療に最も実績のある育毛剤は、「パントガール(Pantogar)」という内服薬です。
世界中で使用されていて、すでに30年以上の使用実績のある薬です。

パントガール(Pantogar)は、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)を治療するために開発された飲む育毛剤です。
このため、発生メカニズムが似ている分娩後脱毛症に対しても効果を発揮します。
分娩後脱毛症もびまん性脱毛症(女性型脱毛症)も、女性ホルモンが大きく関与している脱毛症です。


用法
大人:1日3回、1回1粒を目安に摂取してください。
12歳以上:1日1~2回、1回1粒を目安に摂取してください。
食事の際、噛まずに少量の水と共に摂取してください。


パントガール(Pantogar)使用上の注意
12歳以下の人は、本品の摂取を避けてください。
妊娠中・妊娠の可能性のある人・授乳中の人は、本品を摂取する前に必ず医師にご相談ください。
スルホンアミド系の薬剤を処方されている人は、本製品を摂取する前に、かかりつけの医師にご相談ください。
本品や、含有成分にアレルギーのある人は、使用をお控えください。
薬剤を服用中の人、治療中の人は、本品使用前に必ず医師にご相談ください。



パントガール(Pantogar)の服用により、トラブルが発生した事例は報告されていません。
それでも、使用前には医師に確認をとった方が確実です。


パントガール(Pantogar)は、オオサカ堂という個人輸入代行業者のサイトから購入することができます。
下の画像バナーをクリックすると、商品のページが開きます。





パントガール(Pantogar)の商品ページには、実際に使用した人のコメントが書かれています。
使用者の大部分は、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)ですが、分娩後脱毛症の人も使用しています。


分娩後脱毛症の場合、パントガール(Pantogar)を半年ほど服用すれば、出産前の状態に戻ることが多いです。
もし、全く効果がなければ、他の脱毛症を併発している可能性が極めて高いです。

パントガール(Pantogar)を飲み始めて1か月以内に、通常は、爪が以前より伸びるようになります。
そうすれば、薄毛が改善に向かっていく兆候です。
爪と体毛は、その構成されている成分がほとんど同じです。
主に「ケラチン」というタンパク質からできています。
女性の場合、髪の毛の薄くなっている人は、爪の伸びも遅い傾向があります。


分娩後脱毛症で悩んでいる人は、パントガール(Pantogar)を試してみてはいかかでしょうか?
3か月ほど使用すれば、何らかの効果があらわれる場合がほとんどです。

もし改善がなければ、薄毛の原因は、びまん性脱毛症(女性型脱毛症)や分娩後脱毛症ではないでしょう。
皮膚科(できれば「薄毛専門医」)で診察してもらって下さい。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック