脱毛症は生命に関わるような重大な病気ではありません。
しかし、髪の毛が薄くなっていく、抜けて無くなっていくという事は、精神的に非常に辛いものです。
個人の性格や考え方、周囲の対応などにもよりますが、本人や家族を苦しめる場合もあります。
私もAGA(男性型脱毛症)という脱毛症です。
前頭部と頭頂部の髪の毛が薄くなっています。
以前は、外出する時はカツラを被っていました。
カツラを被っている事に対して、「そんなに髪の毛が薄くない」とか「気にする程ではない」とかよく言われました。
周りの人達からすれば大した事でなくても、自分としては非常に深刻な問題でした。
薄くなってしまった髪の毛を何としても治したいと思い、いろいろと調べました。
AGA治療薬による治療が効果がある事を知り、治療を開始し、このブログも始めました。
治療の効果は「そこそこ」ありました。
薄くなったしまった髪の毛が少しでも回復する事により、心の負担が軽くなったような気がしています。
頭髪の状況は、以下の写真のとおりです。
左側が治療開始時、右側が最近撮影した治療開始450日目の写真になります。
脱毛症にはいくつかの種類があります。
そして、発症メカニズムがそれぞれに異なります。
もちろん、治療法も異なるし、使用する育毛剤も異なります。
最も発症者の多い脱毛症はAGA(男性型脱毛症)です。
私もAGAです。
次に多い脱毛症がびまん性脱毛症(女性型脱毛症)、3番目多い脱毛症が円形脱毛症です。
この3種類の脱毛症で、脱毛症全体の90%以上を占めています。
脱毛症のなかでも、最も精神的に辛いのが円形脱毛症です。
円形脱毛症は、発症してから脱毛までの期間が短い場合が多いのです。
急に髪の毛が抜け落ちてしまうので、精神的なショックが大きいのです。
円形脱毛症は、比較的若い人がなりやすい脱毛症です。
子供の円形脱毛症が全体の25%という統計もあります。
脱毛症、特に円形脱毛症は、同じ悩みを共有できる仲間の存在が重要です。
同じ悩みを共有できる仲間がいれば、精神的にはかなり安定します。
円形脱毛症の人たちがやっている「円形脱毛症を考える会(呼称:ひどりがもの会)」という組織があります。
上の画像はそのホームページです。
以下、円形脱毛症を考える会からのメッセージです。
円形脱毛症に悩む患者さんのために
悩みを共有し、話合うことのできる仲間。
治療について理解しあえる医師。
この病気には、精神的な支えが必要です。
円形脱毛症を考える会では
①病気を知る
②病気の一般周知
③患者同士の交流
会ではこの3つの目的を達成するために、多くの方の力を必要としています。
専門医との医療相談ができる
専門医による医療相談をweb上で開始。
顧問医である斉藤隆三先生があなたの悩みにアドバイスします。
患者同士の交流
年2回開催しているセミナーや会報で様々な情報を共有しましょう。
イベントも随時開催予定。
引用:円形脱毛症を考える会のホームページより
円形脱毛症を考える会(呼称:ひどりがもの会)は、患者同士の交流や専門医による医療講演、セミナーなど様々な活動をしています。
円形脱毛症を考える会(呼称:ひどりがもの会)では、本もだしています。
私がこの組織の存在を知ったのは、書店で出版されている本を見たからです。
下の写真は、その時に購入した本です。
この本を読んで、患者さんは予想以上に苦しんでいることを知りました。
そして、患者さんの家族も。
円形脱毛症に対する理解がもっと進めば・・・
少なくとも、学校や職場でのイジメや偏見がなくなってほしいものです。
私もカツラを被っていた時期があるので、とても他人事には思えませんでした。
円形脱毛症に苦しいでいる人には、同じ悩みを共有できる仲間が必要です。
理解しあえる仲間がいるというのは心強いものです。
下の大文字をクリックすると、円形脱毛症を考える会のトップページまで飛びます。
円形脱毛症を考える会
脱毛症というのは、実際に自分がなってみないと、その苦しみはわかりません。
だから、仲間の存在というのは頼もしいものです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事へのコメント
oguri
円形脱毛症の患者さんにはいいですね。
同じ悩みをもつ仲間がいた方が心強いですから。
taka
こういう会の存在は、円形脱毛症の患者を精神的に支えます。
始めた方はすごいと思います。
>oguriさん
>
>円形脱毛症を考える会(呼称:ひどりがもの会)ですか。
>
>円形脱毛症の患者さんにはいいですね。
>同じ悩みをもつ仲間がいた方が心強いですから。