臨床データにより証明されています。
ミノキシジルは本来、血管拡張薬として開発された成分です。
アメリカ合衆国のアップジョン社(現在の「ファイザー」)が1960年代に開発しました。
後に、強力な発毛効果があることがわかり、育毛剤に使用されるようになりました。
ミノキシジルには、内服薬と外用薬があります。
内服薬は副作用の発生率が高いため、日本でも、アメリカ合衆国でも、育毛剤としては医薬品認定されていません。
しかし、強い発毛効果があるため、リスクがあるとわかっていても使用する人が多いです。
通常、育毛剤としてミノキシジルが使用されるのは外用薬としてです。
基本的には、男性用と女性用にわかれています。
女性は高濃度のミノキシジルを頭部に塗ると、頭皮トラブルを起こしやすいためです。

ロゲイン(Rogaine)5%
初めてミノキシジルを使用した育毛剤は、「Rogaine(ロゲイン)」です。
ミノキシジルを開発したアップジョン社(現在の「ファイザー」)が1980年代につくった育毛剤です。
2018年1月の現在も販売され続けています。
ミノキシジルの特許期間は1990年代末に切れています。
このため、現在ではミノキシジルを配合したジェネリック医薬品が何種類か販売されています。
主な育毛剤には、カークランドやフォリックスシリーズ、爆毛根ローションなどがあります。
日本では、大正製薬から「リアップ®シリーズ」として市販されています。
リアップ®シリーズは1999年に、ミノキシジル濃度1%の「リアップ」として販売が開始されました。
その後、2005年には女性用の「リアップレディ」が、2009年にはミノキシジル濃度5%の「リアップX5」が販売されています。
カークランドは、最も安いミノキシジルを配合した育毛剤です。
アメリカ合衆国の大手スーパー「コストコ」のプライベートブランド「カークランドシグネチャー」が製造しています。
カークランドはロゲインのジェネリック医薬品です。
このため、アメリカ合衆国では、ロゲインの4割程度の値段で販売されています。
個人輸入で購入した場合、為替の変動により多少の値段の高低はありますが、1本2,000円弱です。
ちなみに、日本で販売されているリアップは1本8,000円弱です。
何でこんなに値段に違いがあるかというと、まぁ、大人の事情です。
ミノキシジルが配合されている育毛剤は、その濃度が同じなら、基本的に効果や副作用はほとんど同じです。
ただし、一部の製品は副作用が発生しにくように工夫されているものもあります。
それでも、副作用発生率が極端に低いということはありません。

カークランド(Kirkland)5%
カークランド(Kirkland)5%は、男性専用の塗るタイプの育毛剤です。
1回1mgを1日2回、気になる薄毛部分にスポイトを利用して直接塗ります。
12時間間隔で使用すると効果的です。
1本60mlなどの1カ月前後使用することができます。
カークランド(Kirkland)5%の副作用に関しての臨床データはありませんが、同様の成分が使用されているロゲイン(Rogaine)5%の副作用発生率が8%~9%なので、これと同程度と考えらえます。
用法・容量を守って使用すれば、重大な副作用が発生することはまずあり得ません。
副作用のほとんどは、頭皮の被れ・痒みなどの使用した部分の頭皮トラブルです。
初めて使用する時は安全性のため、使用する量を少なくした方がいいでしょう。

カークランド(Kirkland)5%は、主にAGA(男性型脱毛症)の治療に効果があります。
AGAは前頭部と頭頂部の髪の毛が薄くなっていく脱毛症です。
成人男性の薄毛の90%以上は、AGAが原因と言われています。
一方、女性がAGAを発症することは通常あり得ません。
AGAは男性ホルモンが関与した脱毛症です。
男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の増加により、発症・進行する脱毛症です。
このDHTの増加を抑える薬(正確には「薬の成分」)には、「フィナステリド」と「デュタステリド」があります。
つまり、AGA(男性型脱毛症)の治療を効果的におなうためには、発毛効果のある育毛剤と、AGAの進行を抑制する効果のある育毛剤の併用が必要なのです。
ちなみに、私はミノキシジルが主成分の「フォリックスFR05ローション」という育毛剤と、フィナステリドが主成分の「フィンペシア」という育毛剤を使用しています。
AGAの治療を効果的におこなうために必要な育毛剤
①フィナステリド又はデュタステリド
②ミノキシジル
カークランド(Kirkland)5%は、下の画像バナーをクリックすると、販売ページが開き購入することができます。
カークランド(Kirkland)5%だけではAGA治療をしても効果は限定的なので、フィンペシアの画像バナーもつけておきます。


カークランド(Kirkland)5%は、ミノキシジルが配合されている育毛剤のなかでは最も安いです。
このため、カークランド(Kirkland)5%の使用者は、以前はリアップかロゲインを使用していた人が多いです。
コメントをいくつか紹介します。
tok
カークランド(Kirkland)5%
最初の3ヶ月はリアップを使っていました
成分が同じで価格が3分の1のこちらに乗り換えました
効果はリアップと同じだと思います
p39m743r
カークランド(Kirkland)5%
ロゲインからカークランドに変更して2回目の購入です。
最近頭皮にかゆみが出てきたように感じます。
ロゲインを使用していたときはその様な症状はあまり感じられなかったのですが。
使用感はロゲインとあまり変わらないと思いますが、ロゲインよりも若干べた付きがあり、乾くのも時間がかかるように思います。
なので、夜就寝前に一回だけ使用しています。
効果は私的な感想ですが、発毛効果、使用感等、総合的に見てロゲインの方があるように感じます。
ひろ
カークランド(Kirkland)5%
完全に同じではないですが、ほぼ、リアップX5と同じ成分で値段は5分の1です。
リアップよりもベタつかないです。
容器は倒すとこぼれる形状なので、注意が必要です。
AGA(男性型脱毛症)の治療は継続が必要です。
治療に大金がかからないというのも重要な要素のひとつです。
できれば治療費は、毎月5.000円以下に抑えたいものです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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