太ったり痩せたりする仕組み

時々、いくら食べても太らないという人がいます。
一方、食事の量は少ないの太っている人もいます。

この違いは何なのでしょうか?


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人が太ったり痩せたりする仕組みは、「摂取エネルギー」と「消費エネルギー」のバランスで決まります。

太る・・・摂取エネルギー>消費エネルギー
痩せる・・・摂取エネルギー<消費エネルギー

太ったり痩せたりする仕組み自体は単純です。
摂取エネルギー(摂取カロリー)の方が多ければ太り、消費エネルギー(消費カロリー)の方が多ければ痩せます。
ただし、実際にはそんなに単純ではありません。
様々な要素が絡みあっているので、同じダイエットをしたとしても、効果のある人もいれば、全く効果のない人もいます。


例えば、体重を減らしたいと思い、「食事量を減らすダイエット」をしたとします。
この場合、体重を増やしてしまうケースが多いです。

日常的な食事量を減らした場合、摂取エネルギー(摂取カロリー)は減ります。
当然、一時的に体重は減ります。
しかし、しばらくすると、体は消費エネルギー(消費カロリー)が少なくてもいいような体質に変化します。
そこで以前の食事量に戻すと、体重が増えてしまうという訳です。

更に、食事量を減らしたことにより、体に必要が栄養素が得られなくなり、様々なトラブルが発生します。
発生する主なトラブルは、以下のとおりです。
・肌荒れ
・シワが目立つようになる
・肌がたるんでしまう
・摂食障害(拒食症、過食症)
・髪が抜ける
・肝機能障害
・生理が止まる
・貧血
・爪が割れる
・便秘
・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
・鬱病(うつびょう)

食事量を減らすダイエットが有効なのは、必要以上に栄養を取り過ぎている人です。
バランスよい食事をしている人は、やってはいけないダイエット法です。

ダイエットを成功させるためには、専門知識が必要です。
できれば、医師の助言の元に行うのが理想的です。







太ったり痩せたりするのは、「摂取エネルギー」と「消費エネルギー」のバランスによります。
摂取エネルギーや消費エネルギーなどの「エネルギー単位」は、通常、「kcal(キロカロリー)」という単位で表します。


摂取エネルギーとは、通常、食べ物や飲み物により体内に入っくるエネルギーのことです。
例外的に、点滴などもあります。

食べ物や飲み物のなかでエネルギー(カロリー)があるのは、「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」の3つです。
それぞれのカロリーは以下のとおりです。
①炭水化物・・・4kcal/g
②たんぱく質・・・4kcal/g
③脂肪・・・9kcal/g

脂肪は高カロリーです。
ちなみに、100g当たりの脂肪含有量40g以上の主な食品は、以下のとおりです。

調味料・・・マヨネーズ、オリーブ油、ラー油など
肉類・・・牛ばら肉、牛サーロイン、サラミ、フォアグラなど
乳製品・・・生クリーム、バターなど
豆類・・・マカダミアナッツ、松の実、くるみ、アーモンド、ごま、落花生、カシューナッツなど

一般的に、豆類には多くの脂肪が含まれています。


消費エネルギーとは、生命の維持や体を動かすことなどにより消費されるエネルギーのことです。
消費エネルギーは、「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘発性熱産生」に分類できます。

基礎代謝とは、生命維持のために消費されるエネルギーのことです。
割合は60%~70%くらいです。
年齢や体重などにより変わってきます。
筋肉質の人の方が消費エネルギーが多くなります。
このため、ダイエットする場合、多くの人は「基礎代謝に必要な消費エネルギーを増やす」というのが基本戦略になります。
(ただし、病気や体質により時々やってはいけない人もいる)

生活活動代謝とは、体を動かすことにより消費されるエネルギーのことです。
割合は20%~30%くらいです。

食事誘発性熱産生とは、食事をする時に消費されるエネルギーのことです。
食事をしている時に熱が発生するため、エネルギーが消費されます。
割合は10%くらいです。


平均的な日本人の1日の消費カロリーは、成人男性が2,130kcal、成人女性が1,660kcalていどです。
男性の方が消費カロリーが多いのは、体重が重く、筋肉質の人が多いため、基礎代謝が高いからです。

もちろん、個人差があるので、男性でも消費カロリーが少ない人もいれば、女性でも消費カロリーが多い人もいます。
プロスポーツ選手、特にプロレスラーは消費カロリーが物凄く多いです。


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人間が最も病気にかかりにくい体型は、「BMI22」という統計がでています。
この数値は、男性の平均体重より少し軽め、女性の平均体重くらいのものです。

BMIとは、「Body Mass Index」の略で、日本語では「ボディマス指数」と言います。
体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表すものです。

身長別のBMI22は、以下のとおりです
150cm・・49.5kg
160cm・・56.3kg
170cm・・63.6kg
180cm・・71.3kg

この標準体重から、身長150cmの人なら±5kgくらい、180cmの人なら±7kgくらいの体型が理想的です。
健康を維持するためには理想的な体型です。
もちろん、新陳代謝が良いので、肌も美しい人の割合が多いです。

現在の若い女性は、やせ過ぎの傾向があります。
これは美容にとっては、大きなマイナスと言えます。


余談になりますが、男性はどちらかと言うと、少し太っている女性を好きな人が多いです。
「男性は痩せている女性が好き」というのは、企業がダイエット商品を販売するために、マスコミを使ってやっている一種の世論操作です。
人間の遺伝子は、平均的な顔や体型を美しいと感じるようにできています。
何事も、「ほどほどが一番」ということですね。


最後まで読んで頂きありがとうございました。



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