オルリスタットが主成分の肥満症治療薬"まとめ"

こんにちは、takaです。

今回はオルリスタットが主成分の肥満症治療薬"まとめ"です。


肥満症治療薬に使用されている成分に「オルリスタット」というものがあります。
「オーリスタット」とか「オリスタット」と呼ばれることもあります。

オルリスタットを服用することにより、小腸や大腸での脂肪の吸収を阻害することができます。
ちなみに、吸収されなかった脂肪は、うん〇などで肛門から排泄されます。

臨床データでは、1日3食の食事毎にオルリスタットを飲んだ場合には、摂取した脂肪の約30%が、吸収されずに体外へ排出させます。


太ったり痩せたりする仕組みは、以下のとおりです。
・太る・・・摂取エネルギー>消費エネルギー
・痩せる・・・摂取エネルギー<消費エネルギー

人間が摂取するエネルギー(単位:カロリー)には、次の3種類しかありません。
そして、それぞれのカロリーは以下のとおりです。
・炭水化物・・・4kcal/g
・たんぱく質・・・4kcal/g
・脂肪・・・9kcal/g

だから、摂取した脂肪を体外に排出すると、痩せる効果があるのです。


しかし、オルリスタットには、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、Eなど)の吸収を阻害する作用があります。
オルリスタットを使用する時には、同時に脂溶性ビタミ剤を服用する方が良いと言われています。


20170711.jpg
画像引用:タイ(バンコク)での生活情報


このオルリスタットが主成分の肥満症治療薬で、一番最初に登場した薬が『ゼニカル』です。
日本での認知度は低いですが、世界的にはもの凄く有名な薬です。
上の写真がゼニカルです。


今日、なんとなく肥満治療薬に関するサイトを見ていたら、このゼニカルのジェネリック医薬品がたくさんあり驚きました。

ゼニカルはスイスの製薬会社 「ホフマン・ラロシュ社」が開発した薬です。
1998年にから販売が開始されました。

数年前には、ジェネリック医薬品はなかったような気がします。
私が知らなかっただけかもしれません。
若しくは、個人輸入では購入することができなかっただけかもしれません。


これらのオルリスタット錠の効果や副作用は、オリジナルのゼニカルとほぼ同じです。
主成分のオルリスタットは、本物だということが鑑定で証明されています。

効果や副作用が「ほぼ同じ」というのは、有効成分以外の添加物に違いがあるからです
全く同じではありません。


オルリスタット錠の効果については、成人男女に1年間ゼニカル(Xenical)を投与した結果は以下のとおりです。
・10%の体重減少・・・27%
・5%の体重減少・・・60%
・変化なし・・・13%

微妙な結果です。
希望するような効果をあげるためには、適度な運動をして筋肉をつけたり、食事の量が多い場合は減らすなど、生活習慣の改善との併用が必要です。


副作用としては、頭痛、腹痛、腹部不快感、下剤、お腹の膨満感、油分吸収不全、油性便、脂肪便、水様便、低血糖などの症状が現れる場合があると言われています。
重大な副作用は発生していないようですが、やはり、お腹の不調がおきることは時々あるようです。


オルリスタット錠を服用してはいけない人は、以下のとおりです。
・オルリスタットの含有成分に過敏症の既往歴がある人
・慢性の吸収障害疾患を患っている人
・肝障害を患っている人
・授乳中の女性




以下のバナー画像は、個人輸入で購入することが可能なオルリスタット錠です。
クリックすると商品のページに飛びます。




















オルリスタット錠のオリジナルであるゼニカル(Xenical)は1錠120mgですが、ジェネリック医薬品には1錠60mgと120mgのものがあります。

オルリスタット錠のジェネリック医薬品が増えたのは、それだけ売れているということです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。










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