これらのダイエットサプリにダイエット効果があるのかというと、ほとんどの商品はあまり効果がありません。
それでは、どのようなダイエットサプリが効果があるのかというと医薬品です。
これらの薬は、病院の肥満外来で使用されているものです。
エステサロンなどでは使用することができません。
医薬品は承認される前に臨床試験がおこなわれます。
承認前の薬(正確には「医薬品の候補」)を実際に人間に使用して、その効果と安全性を確かめるものです。
この臨床試験の最終段階(第3相試験)を「治験」と言い、健康な人間に投与して、その効果や副作用を調べます。
もちろん、薬を投与されて人たちには報酬が支払われます。
更に、市場に販売された後に「製造販売後調査」がおこなわれます。
これは、販売直後の医薬品の効果と副作用などの調査するものです。
医薬品には、客観的に効果があることを証明できる臨床データがあるのです。
あと、国(厚生労働省)からのお墨付きも。
以後、これらの薬を「肥満治療薬」と呼びます。
肥満治療薬は「食欲抑制剤」と「吸収阻害剤」の2種類に大別されます。
食欲抑制剤とは、食欲を抑えることにより、食事量を減らす効果のある薬です。
一方、吸収阻害剤、食事の量や質はそのままで、摂取カロリーを抑制する効果のある薬です。
食欲抑制剤は、食欲中枢に作用することで、今までより少ない食事の量で満腹感が得られるようになります。
最大のメリットは、薬の使用期間中に胃が小さくなるので、投薬を中止してもリバウンドが起こりにくいことです。
デメリットとしては、副作用が発生しやすいことです。
また、比較的多くの制約があるので、使用できない人も多いです。

参照:日々是口実
有名な食欲抑制剤は『サノレックス』です。
主成分は「マジンドール」になります。
国(厚生労働省)が認可した処方箋医薬品です。
処方箋医薬品とは、医薬品のなかでも、医師の処方箋がないと使用できない医薬品です。
肥満度が+70%以上、又は、BMI(ボディマス指数)が35以上の高度肥満症患者に対してしか使用が認められていません。
食欲抑制剤には、ハイブリットタイプの薬が多いです。
食欲抑制効果だけでなく、脂肪抑制効果もあるというタイプの肥満治療薬です。
なぜこのようなタイプが多いのかと言うと、副作用を抑えるためです。
神経に作用する薬は、扱いが難しいのです。
薬の名前を具体的に上げると、「コントレイブ」や「リポドリン(Lipodrene)」が実績があります。
他にもいくつかあるのですが、臨床試験のデータや口コミ、商品の販売期間や販売数などを考えると、食欲抑制剤はこの2つ薬が第一選択肢です。
コントレイブは、日本の武田薬品工業が開発した薬です。
食欲抑制効果が高く、脂肪抑制効果は低いです。
FDA(米国食品医薬品局)が承認している医薬品になります。
3,800人が参加した臨床試験がおこなわれました。
リポドリン(Lipodrene)は発売から10年以上も経過しています。
食欲抑制効果と脂肪抑制効果が共にあります。
愛用者も多いです。
コントレイブとリポドリン(Lipodrene)は、薬の使用と同時に運動をすると、効果が倍増します。
強化版もありますが、そちらは副作用が発生するリスクが上がるので、個人的にはあまりおススメできません。
これらの薬は個人輸入で購入することができます。
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医薬品なので、注意事項は必ず守って使用して下さい。最初のうちは、少量づつ使用する人が多いです。


吸収阻害剤は、食事から摂ったエネルギー(カロリー)の吸収を抑えます。
最大のメリットは、大きな副作用が発生しにくいということです。
デメリットとしては、効果に個人差が大きいことです。
吸収阻害剤には、「脂肪の吸収を抑制するタイプ」と「炭水化物の吸収を抑制するタイプ」があります。
一般的には、「脂肪の吸収を抑制するタイプ」の方が効果が得られるケースが多いです。
しかし、人によっては「炭水化物の吸収を抑制するタイプ」の方が効果が大きい場合もあります。
吸収阻害剤のなかで最もオススメできるのは「オルリスタット」という成分を使用した薬です。
脂肪の吸収を抑制するタイプです。
標準的な使用で、摂取した脂肪の30%前後を体外へ排出させます。
世界一使用者の多い肥満治療薬の『ゼニカル(Xenical)』も主成分は「オルリスタット」です。
ゼニカル(Xenical)は、オルリスタット錠の先発医薬品です。
オルリスタット錠には多くのジェネリック医薬品が存在します。
これは薬として優秀ということを意味します。
ゼニカルやオルリスタット錠に関する記事
体内への脂肪の取り込みを抑制する肥満症治療薬『ゼニカル』
オルリスタットが主成分の肥満症治療薬"まとめ"
ゼニカル(Xenical)は、下の画像バナーをクリックすると、商品ページが開き購入することができます。

肥満治療薬を使用するうえで大切な事は、自分に合った薬を使用する事と、食事療法や運動療法の併用が必要ということです。
どのような薬を使用したらいいのか、自分で判断できない時は医師に相談して下さい。
肥満治療薬は、食事療法や運動療法などの生活改善もしないと、その効果は半減します。
もともと、肥満治療は生活改善がメインで、薬は補助するものという位置づけでした。
食事療法ですが、特別なことをする必要はありません。
重要なことは、暴飲・暴食や偏食をしないことです。
成人の摂取カロリーは1,800~2,200kcalです。
性別や体格、運動量によって相当の個人差があります。
食事はファーストフードや脂っこい食べ物は避け、できれば、日本食中心で野菜を多く取るのが理想的です。
運動療法についてですが、これも特別に激しいスポーツをする必要はありません。
1日20分くらいのウォーキングで十分です。
全く動かない生活をしているは、体にはあまり良くありません。(だだし、病気などで運動できない人は除く)
規則正しい生活をするというのは、ダイエットのためにも、育毛のためにも、健康を維持するためにも必要です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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