今回はガムを噛んで禁煙をはじめよう!『ニコレットガム』です。
タバコは止めたいと思っていても、簡単に止められるものではありません。
なぜなら、タバコに大量に含まれているニコチンには、非常に強い依存性があるからです。
ニコチンの依存性は、危険薬物のヘロインやコカインと同等です。
禁煙を達成するには、チャンピックスなどの内服薬の使用が有効です。
しかし、これらの薬を使うことに抵抗のある人もいるでしょう。
そのような人は、ニコレットガムによる禁煙方法を試してみてはいかがでしょうか。
タバコが吸いたいという禁断症状がでたら、ニコレットガムを噛みます。
ニコレットガムによる禁煙方法は「ニコチン置換療法」です。
ニコチン置換療法とは、タバコではなく、別のものからニコチンを摂取する方法です。
ニコレットガムには、ニコチンが含まれています。
禁断症状が発生した時にニコチンを摂取すれば、タバコを吸いたい欲求は抑えることができます。
ニコレットガムにより、ニコチンの禁断症状を緩和しながら、喫煙量を減らしていきます。
以下、厚生労働省のホームページからの引用になります。
ニコチンは、通常のたばこやニコチン置換薬から摂取する量を上回って大量に摂取すると有毒だが、たばこ製品に含まれる多くの発がん性物質や他の有害成分や、たばこ製品が燃やされる時に発生する多くの有害成分に比べると、その毒性は一般にさほど高くないと考えられている。
引用:厚生労働省
ニコチンには強い依存性があります。
しかし、毒性は、タバコに含まれている他の有害物質よりは低いのです。
ほとんどのタバコに含まれるニコチン以上の有害物質は、「タール」と「一酸化炭素」です。
ニコレットガムによるニコチンの摂取だけなら、タバコを吸うよりは、体への悪影響を相当軽減することができるのです。
まぁ、理想は完全に禁煙することですが。
画像引用:アラサー女子の禁煙で節約生活
上の写真は、ニコレットガムの「味ないタイプ」です。
ニコレットガムには、「クールミント」「アイスミント」「フルーティミント」「味のタイプ」の4種類があります。
使用者の感想をみると、「味のタイプ」は止めた方が良さそうです。
自分の好きな味の方が、禁煙成功率が高いからです。
ニコレットガムの使用方法
1.ゆっくりかむ
ピリっとした味を感じるまで、ゆっくりとかみます(15回程度)。
かみはじめの時は、味が強く感じることがありますので、なめたり、かむ回数を減らすなどしてください。
2.ほほと歯ぐきの間に置く
ほほと歯ぐきの間にしばらく置きます。
(味がなくなるまで約1分間以上。)
3.約30〜60分で捨てる
1〜2を約30〜60分間繰り返した後、ガムは紙などに包んで捨ててください。
引用:ニコレット公式サイト
ニコレットガムは、指定第2類医薬品です。
薬局やドラッグストア、通信販売で購入することができます。
主な注意事項は以下のとおりです。
・授乳期間中の方は本剤を使用しないでください
・本剤を使用中あるいは使用直後にはタバコを吸わないでください
・3ヶ月を超えて継続する場合は、医師または薬剤師にご相談ください
・直射日光の当たらない、湿気が少ない、涼しい場所に保管してください
また、非喫煙者や他のニコチン製剤を使用している人、妊婦又は妊娠していると思われる人、重い心臓病の人、急性期脳血管障害(脳梗塞、脳出血等)の人、うつ病と診断された人などは使用できません。
使用する前には、注意事項をよく読んで、自分は使用しても大丈夫なのか確認して下さい。
下の画像をクリックすると、ニコレットガムの販売ページに移動します。
ニコレットガムには、2mgと4mgのものがあります。
4mgのニコレットガムは、1日の喫煙本数が21本以上の人向けのものです。
ニコレットガムは比較的気楽に始められる禁煙方法です。
しかし、禁煙成功率は4割ちょっとです。
チャンピックスなどの内服薬と比べると、高い数値とは言えません。
まずは、タバコを吸わなくても大丈夫なようになる事を目標にして下さい。
そして、少しづつニコレットガムの使用量を減らしていきます。
無理をしてはいけません。
禁煙に挑戦した人たちの臨床試験では、いきなりタバコを止めようとするより、徐々にタバコを減らしていった方が禁煙成功率が高かったというデータがでています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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