銅ペプチド(トリペプチド-1銅)とは、その効果と副作用について



こんにちは、takaです。

今回は銅ペプチド(トリペプチド-1銅)とは、その効果と副作用についてです。


「銅ペプチド」って聞いたことがありますか?

育毛剤や化粧品、シャンプーなどに使用されており、成分表示は「トリペプチド-1銅」と表示されていることが多いです。
もちろん、「銅ペプチド」と表示されていることもあります。

AGA(男性型脱毛症)を治療するクリニックで行われている「育毛メソセラピー」にも、よく使用される成分です。

下の画像は、「ポラリスNR-10」という銅ペプチドが使用されている育毛剤です。


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)とは、ペプチドと銅が結合した化合物です。

ペプチドとは、2つ以上のアミノ酸が連結した状態の化合物のことです。


式にした方がわかりやすいと思います。

・アミノ酸+アミノ酸=ペプチド
・ペプチド+銅=銅ペプチド(トリペプチド-1銅)


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)は、常温では固体である銅を、育毛剤や育毛メソセラピーなどに使用しやすい状態にしたものです。
皮膚につけると、内部まで浸透しやすいという性質があります。
この性質は、育毛剤や化粧品の成分に適しています。


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画像引用:プロペシア効果・体験ブログ<<3ヶ月で生えたホントの口コミや副作用レビュー>>


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)には、5αリダクターゼの発生を抑制する効果があります。

つまり、AGA(男性型脱毛症)の発生原因を抑制する効果がある訳です。


これだけでは何を言っているのかわからないと思うので、説明させて頂きます。

AGA(男性型脱毛症)は最も発症者の多い脱毛症です。
成人男性の薄毛の90%以上は、このAGAが原因です。
頭頂部と前頭部のどちらか、又は、両方から髪の毛が薄くなり、横や後頭部の髪は薄くならないというのが特徴です。


AGA(男性型脱毛症)の発症メカニズムは、以下のとおりです。

元々体にある男性ホルモン「テストステロン」が、「5αリダクターゼ」という酵素と結合すると、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という強力な男性ホルモンが生成されます。

5αリダクターゼには、「5αリダクターゼI型」と「5αリダクターゼII型」があり、AGAの発症には「5αリダクターゼII型」が主に関与しています。
5αリダクターゼII型は、頭頂部と前頭部に集中的に存在しています。
この部分がAGAが発症すると、髪の毛が薄くなる部分になります。

DHTが生成させると、すぐ近くにある「アンドロゲンレセプター」という受容体に結合し、「TGF-β(トランスフォーミング成長因子ベータ)」という成長因子が生まれます。
成長因子とは、特定の細胞や組織の成長・増殖を促進する情報を伝える物質です。

このTGF-βから「髪の毛の成長期を短くしろ」という命令を発せられ、髪の毛の寿命が短くなります。
AGAを発症すると髪の毛がなくなるのではなく、産毛の時点で抜け落ちてしまうのです。
その結果、見た目にはハゲているように見えるのです。


図にすると、以下のとおりです。

テストステロン
 ↓←5αリダクターゼ(II型)
DHT
 ↓←アンドロゲンレセプター
TGF-β
 ↓命令
髪の毛の「成長期」短縮


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)は5αリダクターゼの発症を抑制します。
その結果、AGA(男性型脱毛症)の発症を抑制することができるのです。

ただし、銅ペプチド(トリペプチド-1銅)のみでは、AGAの発症を完全に抑制することはできません。
あくまで、フィナステリドやデュタステリドの補助的な役割です。

銅ペプチド・・・5αリダクターゼの発生を抑制
フィナステリドやデュタステリド・・・DHTの発生を抑制


5αリダクターゼの発生を抑制する以外にも、銅ペプチド(トリペプチド-1銅)には、毛母細胞を大きくする作用と抗菌作用があります。

毛母細胞は髪の毛をつくっているところです。
これが大きくなることにより、髪の毛をつくる能力も高まります。

また、抗菌作用があるので、よく化粧品に使用されています。
特にニキビ対策に効果があります。



銅ペプチド(トリペプチド-1銅)は、大量に使用すると副作用が発生します。

報告されている主な副作用は、以下の3つです。

①出血を引き起こす
②炎症の発生
③銅アレルギー


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)は、ニキビの治療薬によく含まれている成分です。
大量に使用しすぎると肌から出血します。
瘡蓋(かさぶた)がある場合には、裂けて出血がおこることもあります。

銅ペプチドには抗菌作用があります。
しかし、これが逆に副作用を発生させることもあります。
こういう症状が発生してしまう人は、銅ペプチド(トリペプチド-1銅)に会わない体質ということです。
すぐに使用を中止して下さい。

銅に対しては、アレルギー反応を起こす人がいます。
このような人は、銅ペプチド(トリペプチド-1銅)を使用すると、アレルギー症状を引き起こします。
発生する症状としては、爛れ(ただれ)や痒み(かゆみ)、炎症が多いです。


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)はAGAの抑制効果がある反面、副作用が発生するリスクがあるのです。


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)が使用されている育毛剤やシャンプーには、以下のようなものがあります。
この下の画像をクリックすると、商品ページに移動します。








上の画像の育毛剤「ポラリスNR-10」には、非常に高い発毛効果があります。
この育毛剤より発毛効果があるものを私は知りません。

発毛効果がある理由は、ミノキシジルの濃度が16%だからです。
これは非常に高い濃度です。
ちなみに、リアップx5プラスにもミノキシジルが使用されていますが、濃度は5%です。

ミノキシジルは最も発毛効果のある成分です。
医薬品指定されており、客観的に効果があると判断できる臨床データがあります。
ただし、100%効果がある訳ではありません。
AGAが進行してしまった人には、このポラリスNR-10でも発毛しない人もいます。


ポラリスNR-10は、効果が高い反面、副作用も発生しやすい育毛剤です。
使用する時には注意が必要です。
最初は様子をみて、少しづつ使用していった方が安全です。


あと、実際に使用している人の口コミも商品ページに載っています。
2017年8月26日現在で、2701件の口コミがあります。
興味があれば、口コミだけでもご覧になって下さい。


銅ペプチド(トリペプチド-1銅)・・・

今回の記事は、少しマニアックな成分の紹介でした。
市販されている育毛剤には、ほとんど入っていませんから。


最後まで読んで頂きありがとうございました。



この記事へのコメント

  • oguri

    知り合いがAGAクリニックで育毛メソセラピーをしましたが、その成分に銅ペプチドが入っていました。

    その人の場合は、薬より育毛メソセラピーの方が効果がありました。
    薬では生えなかった額の生え際が発毛しました。
    2017年08月28日 03:10
  • taka

    コメントありがとうございます。

    育毛メソセラピーも発毛の有効な手段ですね。
    育毛メソセラピーは、数年前と比べると、安全性&効果ともに相当良くなっています。


    ただ、AGA診療ガイドラインでは評価されていません。
    まあ、このガイドラインは2010年時点での評価で、情報が古いですけど。

    改定されたら評価はどうなるのか、気にはなっています。


    >oguriさん
    >
    >知り合いがAGAクリニックで育毛メソセラピーをしましたが、その成分に銅ペプチドが入っていました。
    >
    >その人の場合は、薬より育毛メソセラピーの方が効果がありました。
    >薬では生えなかった額の生え際が発毛しました。
    2017年08月28日 08:32