【薬の基礎知識1/7】『薬』ってなに?

薬は私たちの生活になくてはならないものです。
しかし、意外と知らない事が多いのも事実。

今回から『薬の基礎知識』についてお話させて頂きます。
かなり長い文章になってしまったので7回に分けることにしました。
今回はその第1回目「『薬』ってなに?」です。


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薬ってなに?

この質問に対する回答は、人それぞれに違います。
実は、医師や薬剤師の先生数人にこの質問したら、返ってきた答えが全員違いました。
「意地が悪い」とか思わないで下さいね。

『薬』という単語に法的な根拠はありません。
だから、人それぞれに微妙に感じるニュアンスが違います。


無理矢理、説明するとすれば・・・

(広義的には)薬とは、生物の機能に作用する物質をいう。

(狭義的には)薬とは、病気の治療、検査及び予防に用いられる薬剤をいう。


まぁ、こんな感じではないでしょうか。

広義的の説明として「生物の機能に作用する物質」としたのは、農薬も薬といえますし、石炭タール成分や石油成分を含む化学薬品(主に工業用)も薬と言えないこともないからです。








これに対して、医薬品には明確な定義があります。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」通称『薬機法』で決きまっています。


薬機法第2条第1項

この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。
1 日本薬局方に収められている物
2 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品(以下「機械器具等」という。)でないもの(医薬部外品を除く。)
3 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)



つまり、国(厚生労働省)が決めたものを「医薬品」と呼んでいるわけです。


医薬品は、「薬局用医薬品」「要指導医薬品」「一般用医薬品」に大別されます。
更に、薬局用医薬品は、「医療用医薬品」と「薬局製造販売医薬品」に分類されます。

医療用医薬品とは、主に医師の診断と処方(しょほう)に基づき使用される医薬品である。
効き目が強く、重大な副作用を引き起こす危険性があるため、医師が患者の症状や体質などに応じて使用を指示します。

薬局製造販売医薬品とは、薬局で製造し、消費者へ販売する医薬品です。
販売するためには、薬局は承認許可を取る必要があります。

要指導医薬品とは、平成25年(2013)の法改正で新しくできた区分です。
元医療用医薬品や劇薬になります。

一般用医薬品は、薬局やドラッグストアで普通に販売されている医薬品です。
市販薬、家庭用医薬品、大衆薬、売薬などとも呼ばれています。


「医薬部外品」や「化粧品」についても同様です。
国(厚生労働省)が決めたものをそれぞれ「医薬部外品」「化粧品」と呼んでいます。


一般的なイメージ

医療用医薬品>一般用医薬品>医薬部外品>化粧品


この図式で、ほぼ間違いありません。
ただし、絶対とまでは言い切れません。
なぜなら、人によって薬の効果と副作用が違うからです。
更に言うと、同じ人でも薬を使用した時の状況によって、効果や副作用は違ってきます。



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しかも、安い費用で治療を行うために自己治療をしています。
それは、すべて自己責任という事を意味します。
治療を安全に進めるためにも、薬の基本的知識は必要です。



薬の基礎知識は7回シリーズです。
他の記事に関しては以下にまとめてありますので、良かったらご覧になって下さい。


薬の基礎知識全7回

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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